歯周病の口臭、どうやって治す?確かな実感、ジェットウオッシャー
口臭の原因。それは歯周病
口の中は細菌でいっぱい。
朝、起きると口臭が臭いですね。これは、寝ている間に唾液の分泌量が減少して、お口の中の細菌が増殖し、口臭の原因である硫黄化合物が生成されるからです。もともとお口の中というのは人間の体内で最も細菌が多いところ。大腸の中の大腸菌と同じ密度で菌が生息しています。しかも、細菌の種類も多いため、ある意味体の中でもっとも細菌が増えやすい場所だと言えるでしょう。多くの場合食べ物を食べたり、歯を磨いたりすれば口臭は収まります。しかし、歯磨きだけでは解決しない口臭は、歯周病が原因となっているこのがあります。
歯周病って・・・?歯周病の口臭ってどんな感じ?
歯周病とは、細菌の感染によって、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。歯を支えている骨が溶けると、歯と歯茎の間に歯周ポケットが出来てきます。この歯周ポケットが嫌気性菌という空気を嫌う細菌に絶好の環境を提供し、口臭の元である硫化水素(卵が腐ったような臭い)や、メチルメルカプタン(タマネギが腐ったような臭い)や、ジメチルサルファイド(便臭のような臭い)を産生して、口臭の原因になります。
まさに臭いの三重苦。書いていても、ぞっとするような臭いですね。進行した歯周病ほど、歯周ポケットが深くなりますので、そこに生息する歯周病菌の数も多くなます。菌が多いほど、臭いの原因物質が多く産生されるので、口臭はひどくなります。
さらに、歯石が大量についている場合は、歯石が歯周ポケットに蓋をして密閉空間になってしまうと、嫌気性細菌(空気が嫌いな細菌)のパラダイスとなってしまうので、より悪臭を放つようになります。
こんな症状なら、治療をおすすめします。
口の中の環境は、年齢によって変化していきます。自分の場合、加齢によって、歯にものがはさまりやすくなりました。歯と歯の間に隙間が出来たのか、歯茎が痩せてきたのか、はたまた別の原因か。また、抵抗力や免疫力の低下、ストレスなども口腔内の細菌叢に影響することでしょう。歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れる、口の中がネバネバする、歯がグラグラする、歯と歯の間に食べ物が詰まるといった歯周病の症状に当てはまる場合は、歯周病の治療を開始した方がよいでしょう。歯周病は、放っておくと、命の危険にかかわります。歯周病菌が出す内毒素は、血管に炎症をおこし、血液を固まりやすくします。そのため、動脈硬化が進み、血の固まり(血栓)ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞を招いてしまうおそれがあるのです。また、弁膜症といって、口の中の細菌が、血液と共に心臓に運ばれ、心臓の弁に付着して感染を起こすこともあります。しっかり治療することが大切です。
歯周病の口臭、どうやって防ぐ?治す?
口臭は、自分ではなかなか気づきにくいものです。とはいえ、歯周病はもはや、日本人の成人の8割がかかっているとも言われており、「自分には関係ない」とは言いきれない病気です。口臭は、人間関係にまで影響することもありますので、歯周病の口臭を防ぐ方法について見ていきましょう。
自分では気づきにくい歯周病の口臭
歯周病の口臭の予防法
では、どうしたらこの口臭を予防することが出来るのでしょうか。
歯周病の口臭は歯磨きや洗口剤だけでは解決できません
歯周病の口臭は、歯周ポケットの奥という歯ブラシが届かない部分からきています。なので、単に歯磨きをしたところで解決することはできません。歯石がつきっぱなしになっている場合は特に、歯石が歯周ポケットに蓋をしてしまっているので、歯磨きで菌を掃除しようと考えても難しいです。
では、洗口液ならば、液体が歯周ポケットの内部に浸透して効果があるのでは?とお考えかもしれません。確かに、洗口剤で口の中のネバネバが解消し、爽やかな香りですっきりすることが出来ます、しかし、細菌は、ポケットの内部にへばりついており、除去されるには至りません。残存した歯周病菌は、またポケットの中で増殖し、悪臭を放ってきます。また、自分事なのですが、消毒効果の強い洗口液を使用した場合、菌交代とよばれる現象が起こって、舌が真っ黒になったことがあります。「黒毛舌」と呼ばれる症状で、カンジタが原因のようです。体力が落ちていたり、抗生物質を内服している時にも起こりやすいので、気を付けてください。洗口液をやめたら戻りました。
歯周病の口臭を予防するためには、歯周ポケットの内部に溜まった歯周病菌の塊を取り除かなければなりません。そのためには、歯科医院で定期的に歯周ポケット内のお掃除をする必要があります。結局、根本的な解決は、歯科での定期的なお掃除となってしまいました。それでも、ご家庭での毎日の予防が何より大切です。毎日の歯磨きで歯茎をなるべく引き締めて、歯周ポケットを深くしないようにしましょう。
家でも出来る口臭の予防方法
歯周病の大きな原因の一つは、プラーク(歯垢)です。垢というと、身体から出てきた老廃物のような印象を受けますが、実際は歯の表面に付着している細菌のかたまりです。なんと、プラーク1mg当たりに10億もの細菌が存在していると言われています。このプラークの除去が歯周病の予防や、治療に最も基本的なことだと言えるでしょう。
【ご自宅でのセルフケア】
・歯ブラシ、フロス、歯間ブラシと歯磨き剤を使って、プラークを除去して口の中を清潔に保ちましょう。
・舌苔を取る舌清掃をしましょう。
他にも
・緊張やストレスを溜めないよう心がける
・規則正しい生活を送る
・タバコ屋アルコールは控える
・プラークを作りやすい糖質は控える
などの生活習慣の改善が望まれます。
健康な口内環境は、最強のコスパですよ!
健康な口で食べれることは、生き物にとって最強のパフォーマンスです。コストやメンテナンスをかけるべき最優先事項ですね。
プラーク除去に!買って良かった「パナソニック/ジェットウォッシャー ドルツ」
私は左の奥歯(左下7番と8番の間)に、食べたものが毎回引っかかって困っておりました。特に、大好きな鶏肉などを食すると、その後が大変。歯ブラシしても、もちろんそんなものはとれず、歯間ブラシをしても、もう一つすっきりしません。鶏肉を職場で昼食べてしまった時は、トイレで隠れてつまようじ。そしてつまようじが折れてしまうということを繰り返していました。正直、今でもそうです。というか、職場で昼、鶏肉を食べるのを諦めました。鶏肉は、夜家で食べることにしました。あまり、人前で歯磨きしたりするところを見せたくないのです・・・・(恥)。
そんな私が歯周病予防に是非おすすめしたいのが、パナソニックのジェットウォッシャー ドルツ。以前から気になってはいたのですが、なにしろ周りがびちゃびちゃになることは目に見えていたので、お風呂で使えるものがいいな、と。そうしたら、出ていたんですね。お風呂で使える充電式の「ジェットウオッシャードルツEW-DJ53」。歯磨きをして、デンタルフロスを使った後でも、ジェットウォッシャーを歯と歯茎の間に当てていくと、いやな臭い(?)というか味(?)と共に何かしらの食べかすが取れてしまうという強力洗浄。夜使うと翌朝のすっきり感が違います。
本体の他に充電スタンドとACアダプターが付属しています。ノズルは交換式で、普通のノズルタイプと、ブラシのついた「ポイント磨きノズル」の2種類があります。
電動歯ブラシの歯磨き後でも目に見える効果!
出力は5段階調節。5だと、かなり強く、流血します(笑)。3ぐらいが適当でしょうか。弱い方から徐々にお試しいただければ、と思います。私は4か5。お風呂の中で使うので、水が飛び散るのも構わず使っています。歯間に挟まった食べかすを勢いよく押し出してくれますよ。歯磨き後でも、あのイヤな細菌の臭いというか、味が出てくるのが不思議です。やっているうちになくなるので、きれいになっているんだな、と実感します。歯間ポケットにも入り込んでいるのか、強い出力だと、かなりの確率で出血します。それもまた、快感かと。
使い方ですが、洗面所などで使われる際には、気を付けてください。最初慣れないとびちゃびちゃになってしまう恐れが。最初は口を閉じてノズルを口腔内に入れてから、口を閉じたまま、スイッチを押してください。そして、口を軽く閉じたまま、気になる場所に当てて下さい。口腔内に水が貯まってきたら一端止めて水を吐き出しましょう。慣れると薄く口を開いて、水をすこしづつたらしながら、まわりに飛び散らかさないように使うことも出来るようになります。ただ、油断するとすごい勢いではねるので、私はお風呂~。思いっきり前歯や、上の歯の裏にも当てたいので。「つるつるになれ!」と勢いよく当ててます。
朝は、歯磨き後に、3くらい設定したものを口に入れ、口を閉じたまま水を口の中に回しかける感じで、使ってます。
歯周ポケット内の汚れが取れてくると、歯茎がしまってくるのがわかります。
「ポイント磨きノズル」もついているのですが、私は使ってみても良さが解らなかったので、使っていません。水の勢いで、十分すっきり出来るので。
何はなくともお風呂仕様!思いっきり!流血しながら歯周病と一太刀交えて下さいませ。ドブやらザリガニやら腐った玉ねぎやら腐った卵やらに例えられる、死臭病、いえ、歯周病の口臭を洗い流して、健康な口内環境を手に入れましょう!