おすすめ!とろっとろのモンドールチーズと一緒に飲むワイン
とろっとろで一度食べたらやみつきになるモンドールチーズ。シーズンに一度は食べたいご馳走チーズなのですが、どうせならワインと一緒に楽しみたいもの。
ネット上では、色々な方が合うワインを紹介して下さっているので、その中から手が出せそうなもの、気になるものをチョイスしてみました。
モンドールチーズとは
「モン・ドール(Mont d’Or)」。このチーズは、フランスとスイスの国境、ジュラ山脈で作られています。モン・ドールとは、山の名で、”黄金の山”という意味を持ちます。牛の生乳から作られる柔らかいチーズです。一般的に出回っているチーズの中では、カマンベールチーズのイメージが近いでしょうか。カマンベールチーズの中の柔らかいところをとろっとろにしたような、そんなクリーミーでリッチなチーズなのです。一般的な形は、直径約15cm、高さ5cmほどの円盤状。“エピセア”と呼ばれる、もみの木の樹皮で側面を囲まれています。
モンドールはウォッシュタイプのチーズなので、定期的に塩水で表面を拭きながら熟成させます。これを、この作業によって表面にはクリーム色~オレンジ色の表皮が形成されます。
エピセアという木の樹皮枠で巻いて熟成されるため、森の木の香りと濃醇なミルクの味わいが絶妙で、一度たべたらやみつきになるチーズです。ウォッシュタイプのチーズなので濃厚なのですがクリーミーでマイルドなので、クセの強いチーズは苦手、という方でもお召し上がりになれます。そのままバゲットにつけて食べても、焼いてチーズフォンデュのようにしてもなにしろとろける美味しさです。
一緒に飲みたいワイン
シャトー・ドルシュヴィール
コルマール市から南15kmに位置する、 オー・ランのオルシュヴィール村にそびえ立つ 「シャトー・ドルシュヴィール」は、 11世紀にはローマ法王も滞在したという歴史的なシャトーです。
1854年よりアルトマン家の所有となり、 1986年に3代目ユベール・アルトマンが、 2011年に息子の4代目ゴーティエ・アルトマンが継承しました。アルトマン家は、一定量のワインをカーヴで 長期熟成させてから販売するという方針を代々貫いており、 このバックヴィンテージの品質と量においても世界的な名声を獲得しています。この熟成によって、リースリングワインの爽やかな酸味が、奥深いものとなって、モンドールと相性がよくなります。
ピノ・ノワール
赤ワインですが、タンニンが少なく、カシスやプラム、ベリー系の果実の香り漂うピノノワール。熟成された力強さがありながらも、柔らかでなめらかな口当たりが、モンドールのコクのあるクリーミーな味わいをさらに引き立てます。女性には嬉しい組み合わせだと思います。
信じられないくらい安いですね。ブルゴーニュのものをご紹介すべきなのでしょうが、私はこれで十分満足。ベリー系の果実味と、スモーキーな香りもモンドールにとてもよく合います。口当たりが良くて、値段のこともあって、ついつい飲みすぎてしまうので危険です(笑)。チリワインってすごいですね。
スパークリングワイン モンムソーNV クレマン・ド・ロワール
同じフルーティーでもピノ・ノワールとは全く違ったフルーティーさ。フレッシュな柑橘系の爽やかな酸味が、クリーミーなスパークリングワインの泡を彩って、お口の中に幸せな空間を作り上げていきます。ANAのビジネスクラスのウエルカムドリンクとして採用されたという「モンムソー クレマン ド ロワール」。泡とクリーミーなモンドールとの出会いが口の中に広がるのをお楽しみください。
まとめ
モンドールと一緒に飲みたいワインを、赤・白・スパークリングとご紹介させていただきました。合わせるものによって、全く別の側面が見えてくるのがマリアージュの妙ですね。
さて、実は私が一番合うと思っているのは、
山廃仕込みの日本酒
です。アミノ酸が豊富なので、とてもチーズと相性がいいんです。そして飲みすぎる・・・。