フェイラーのハンカチはださい?おばさんくさい?
フェイラーのハンカチ愛用しています
「ハンカチ ダサい」でググると出てくる。フェイラーのハンカチ。うちにはいっぱいあります。
亡くなった母に、かつて私が贈ったものが、残っているからなんです。傷んでいないので、捨てるのもなんだし、と今は私が使っています。母は、フェイラーのタオルハンカチを喜んで使ってくれました。なので嬉しくて、何かの折には贈っていたのです。FEILER(フェイラー)社はドイツの東部、チェコとの国境近くにあるホーエンベルクにあり、自然と歴史・文化の豊かな地方です。ワーグナーの建てた「バイロイト祝祭歌劇場」の近くだとか。ドイツの製品というのも安心感があって私は好きでした。
シュニール織というのでしょうか。裏表がなく、肌触りがなんともいいのです。吸水性も抜群なので、小さくてもしっかり手を拭くことが出来ます。良い製品なので、私は、ちょっとしたギフトにおすすめ出来ると思っています。
ハンカチですが、手を洗った後、本当はペーパータオルで拭きたいところなのです。しかし、まだまだペーパータオルが常備されていない場所もあります。COVID-19 の影響で、エアタオルが禁止されてしまったお手洗いも多かったです。手洗いの回数も増えて、余計にハンカチが気になるようになってしまったんですよね。
さて、「シュニール」とは、フランス語で「いも虫 毛虫」という意味だそうですよ!そのプクプクとした質感が、シュニール織の特徴として使われるモールヤーン(モール糸)の 感触に似ていることから、こう呼ばれるようになったといわれています。
うーん、「芋虫 毛虫」と言われると複雑ですが、ビロードの肌触りと言えば耳触りがいいかもしれませんね。
糸は、綿100%。その年、気候の良かった産地の綿を使用しているとのこと。だから、常に良い品質の綿が使われているのです。
そして、色褪せがありません。日常的に使うものなので、洗濯機でガラガラと洗うのですが全く痛む気配がありません。色落ちも全くなく鮮やかなままです。ハンカチも何故か溜まってしまうので、ある程度使ってくたびれたものは、掃除に使って、処分するようにはしています。でも、フェイラーのハンカチは痛む気配がないので、雑巾にすることができません。他のタオルハンカチは、それなりに年老いていくのですが、フェイラーのものは、いつまでも若いですよ(笑)。若いというより、元気なマダムという容貌ではありますが(笑)。
この織物の発色の美しさは、ヨーロッパの豊かな水の恵みによってもたらされたものということです。FEILER(フェイラー)社では、130色もの原糸を保有し、一枚の柄には最大で18色の糸を使用することが出来るそうです。プリントではなく、織物なので、色あせがなくいつまでも鮮やかなままなのでしょう。
ダサいと言われますが、織物としてみるとなかなか味わいのあるものです。鮮やかに染められた綿の原糸を用いて、熟練した職人が織機を操り、何十もの工程を経て、表裏一体の織物に織り上げています。「マットみたい」と思う花柄なども、「糸で模様を描き出しているんだよね」と、仕事に対する美しさを感じてきますよ。ええ、歳をとるとそういうことが気になってくるものなのです。印刷された、プリント柄とはまた違った良さが感じられるのです。
フェイラーのハンカチはださい?おばさんくさい?
そんなフェイラーですが、若い方向けへのデザインに力を入れているということです。子供が小さい頃にも子供向けのラインが出始めていました。最近はどんなデザインがあるのでしょうか。
ヤング(笑)に人気のあるライン?
えー!やだー!かわいいっ!ってなりま・・・せんか?おばさん、なるんですが(笑)。右下の子が微妙な口の形でたまりません。
ふわふわくまさん。クリスマスっぽくて心が柔らかくなります。色も優しくてほっこりします。
ハリネズミ、微妙にユニークな表情です。こういうの見る時、何故そこにテントウムシなのかと突っ込みを入れたくなる私です。餌ですか?
ドイツ→パリへの憧れってあるんですかね?
これは、もう、絵本の世界でしょう。アートといっても過言ではない。メルヘンな世界観、素敵じゃないですか?
普通にかわいいケーキたち。ダサいですか?とってもかわいくて美味しそうなんですけど(笑)。
モダンでおしゃれな感じがします。ペイズリーとかアラベスクとか中近東の模様ですね。
マダム大好きこれぞフェイラー
おばさんなせいか、こういうのを見ているだけで嬉しくなるのですが、
特に、ネーミングが興味深いと思うのです。
上の模様は、「グラナダ」ってなってます。「どこがグラナダなんだろう?ドイツ人が持つグラナダのイメージがこうなのか?」と思うと面白くないですか?
ウィーン=ヴィエンナは解りやすいフェイラーのど定番です。
アイーダ。歌劇ですか?なんとも使いやすそうなハンドタオルです。来客用のハンドタオルとして、かごに入れて、用意しておきたくなります。
ピンクハウス(知ってる方みえますか?)っぽいというかなんというかこういう雰囲気に憧れがあります。似合わないので、憧れます。
大阪の・・・(以下略 笑)。
色々なフェイラーがありますね。童話のシリーズとか、ベビーグッズとか興味深いものもあったので、また調べてみようと思います。