『死にたいままで生きてます』境界性パーソナリティ障害って何?

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『死にたいままで生きてます』

『死にたいままで生きてます』をぐぐってみた

「死にたい」までの閾値が低すぎる件について

別に積極的に死にたいというわけでもないのだろうが、どうも自分は「死にたい」と思うまでの閾値が低すぎるらしい。

娘から言われた。

普通の人は、タンスの角に足の小指ぶつけたぐらいで、死にたくならないのよ!ママは本当に、「死にたい」までの閾値が低すぎる!!!」と。

確かに、私はすぐに「死にたい」という。どのくらいの気軽さかというと、「お腹がすいた」くらいのカジュアルさだ。本当に死ぬわけではないから、本当にはどのくらいのニュアンスなんだろう????「もうやだ、死にたい」というセリフが本当に意味しているのはどんな言葉なのであろう?

「死にたいままで生きてます」をぐぐってみた

学生の時、友人から「えーん、もうやだ死にたい」というセリフが出る時、「もう!貴方の「死にたい病」がうつった!」と言われていた。思えば私は小学生の時から「死にたい」と言っていた。小学校4年生の時に書いた詩も「死にたい」と書いてあった。何がそんなに「死にたい」のか。死にたいわけではなく、「消えたい」のか?「自分なんかいないほうがいい」と思える傲慢さ。そのくせずうずうしく、他人の視点に立つことなく、自分中心の物の見方でしか世界を捉えることが出来ず、もう半世紀以上も生きている。この間、飢えることも、瀕死に陥ることもなく、口癖のように「死にたい」を唱えながら眉間にしわを寄せ、不機嫌さという法に触れない犯罪を犯しながら日々を過ごしているのだ。

ああ、私って「死にたいままで生きている」んだなあ、50年以上も。永遠の中二病のように・・・家族や周りの人に迷惑かけながら・・・。

と思ったので、「死にたいままで生きている」という言葉をぐぐってみたのだ。すると、何と、そんなタイトルの本があるではないですか!

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死にたいままで生きています。
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ええ、これにはちょっとびっくりしました。そう思っている人はそこそこいるだろうと考えてはいましたが、そのまま本のタイトルになっているとは(笑)。

死にたいまま、生きるということ

境界性パーソナリティーとは

著者の咲セリさんは、「境界性パーソナリティ障害」を抱えているそうで、それを伝える活動なども行われているようです。「境界性パーソナリティ障害」というのは、感情のふり幅が大きく、衝動的な行動をといった特徴をもった精神疾患ということです。

親戚が集まると、私は「はれものにさわる」みたいな扱いをしないといけないような少女だったらしい(いや、今もそうかなも)と聞かされるので、診断を受けたことはないのですが、実は自分はこれなんじゃないかと思います。私の「死にたい病」のせいで、隣の部屋で寝ていた、当時高校生だった妹は、胃が真っ白になり、入院してしまいました。「ああ、お姉ちゃんがまた、「もういやっ!死にたいっ!」って言ってる、私のせい?私のせいなの~????」と苦しんでいたらしい。自分のことだけに必死なので、そんな自分のセリフが他人に与える影響なんてみじんも思い当たらなかったんですね。なんだかなあ・・・。

みんなごめんね。なんだかごめんね。こんなに長い間も、これからも・・・。

そして、一番の被害者であった、娘。自己否定の連鎖で、多分彼女も「自分なんていらない存在なんだ」という病に苦しんでいたのだろうと思うと申し訳なさと、どうしようもなさで情けなくなります。「20歳になったら死んでもいいですか?」と聞いてきたあなたに、「ダメ」と言えなかった自分。だって、自分だってそう思っていたのだから。「絶対ダメ!死なないで!」と言ってほしいんだろうな、と一瞬頭をよぎるんだけど、言ってあげられないのは何故なのか?その理由を本当に知りたい。そこがわかれば生きやすくなるのかも?

妹と娘は「被害者の会」を作って共同戦線を張っているんだな、と思ったり。

「受け入れられている」という気づき

咲セリさんは、かつて自分を「世界で一番いらない人間」だと思い込み、自傷行為や自殺未遂、パートナーへの暴力、依存などを繰り返してきたということです。そんな彼女が、エイズの猫を出会ったのをきっかけに、いのちをいとおしく思えるようになったり、夫や周りの人との交流を通して「受け入れられている自分」に気づいていく過程が描かれています。

私はもう、考え方の癖を変えられるような年齢ではないかもしれないけれども、出来るだけ周りへの被害が小さくなるような言動をとっていきたいなあと小学生の読書感想文のように思うのでした。

幸せの閾値も低い。幸せの「バタフライピー」

「ママって、「死にたい」の閾値が低いけど、「幸せ」の閾値も低いんだよね。塩結び食べて最高の気分になれるし、バタフライピーの青いお茶飲んで幸せな気分になってるじゃない。色が変わるだけできゃっきゃって喜んでるじゃない」

これ、色が変わって楽しいんです。

ちょっとマジック
①ポットに青いお茶をいれておいて、
②グラスにレモン汁に塗っておいて、
③ポットからグラスに青いお茶を注ぐと
④あら不思議(笑)。美しいバイオレットに。
そんな風に私に話しかけてくれる、
「はい、いてくれてありがとう、娘。」

 

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