【血行促進】介護で使える!足浴の効果と簡単な方法♪おすすめのバケツも【良眠】

介護

足浴のすすめ

実家で介護をしている時、中学生だった娘も一緒に手伝ってくれていました。

(その時娘が描いたマンガが残っていたので記念に載せておきます)

そんな娘が好んでやっていたのが、じいちゃんへの足浴。

「気持ちいい」と言ってもらえるのが嬉しくて、自分の仕事にしていました。お風呂に入れない時でも、気軽に出来る足浴。お湯を取り換えないで済む方法を紹介しています。介護の中に取り入れてみませんか。

足浴の効果

まず、足浴をすることによって期待される効果についてお話したいと思います。

足を清潔に保ちます

足って、臭くなりますよね。足の裏には汗腺が多く、しかも角質層が厚くなっています。角質が分厚いということは、雑菌が潜む場所が多いということなんです。湿度が高く、雑菌が多い足の裏。清潔にしてあげたいですよね。糖尿病のある方などは、足の傷などが感染すると、壊死をおこしてしまうリスクが高いです(脅かすようですが、切断するしかなくなります)。足浴で足を清潔に保ちましょう。

血行が良くなります

足は、第二の心臓と言われます。心臓から一番遠い場所にあるので、血流が滞りやすい場所となっています。足浴をして足が温まると、足の血管が拡張し、全身の血行が良くなります。温められた血液が全身を巡ることによって、冷え性も改善されます。また、血液の循環がスムーズになると、代謝が促進され、老廃物の排せつがスムーズになります。これによって、浮腫(むくみ)などの症状も改善されます。

リラクゼーション効果があり、安眠を促します。

温熱効果により、筋肉の張りが緩んだり、足のしびれや疼痛(痛み)が緩和されたりします。また、副交感神経が優位となり、緊張が緩和され、気持ちがリラックスしてきます。寝る前に行えば、安眠が促されます。

足は、身体を支え、歩くのに大切な部分です。足浴時に観察することによって、活動の妨げとなる傷や、タコなどがないか、血行が悪くなっていないか観察してあげることも大切ですね。

足浴のやり方

足浴するときの注意点

・食後すぐはやめましょう。消化管への血行が減少(皮膚表面に血液が集中してしまうため)し、消化不良の原因となることがあります。

・出来るだけ露出部分を少なくして、ひざ掛けやバスタオルで体を保温しながら行ってください。室温も温かくしておいてください。2

・長くても15分以内に終わらせましょう。汗をかくと、体温や体力が奪われます。お湯の温度はぬるめのお風呂くらいですが、自分が手で感じる温度と、足浴される方が感じる温度には差がありますので、「熱くないですか?」など声をかけながら、ちょうどいい温度を探してくださいね。

必用物品

・足の入る大きさのバケツ

・お湯42℃くらい

・バケツにかけるビニール袋(30Lくらいのもの)

・ボディソープ+泡立てネット+泡立て用のお湯30ml

・ビニールシート(ビニール袋を切り開けばよし)

・バスタオル

方法(簡単に出来るようにシャボンラッピング法を併用した方法をご紹介)

①ビニールシートの上にバケツを置きます。

②バケツにビニール袋をかけます。

③バケツにかぶせたビニール袋の中にボディーソープ5プッシュくらいとお湯30mlを入れ、泡立てネットできめ細かく泡立てます。

④バケツからビニール袋を取り出して、ビニール袋の中に足を入れていただきます。口を軽くとじておきます。

⑤空いたバケツの中に42℃のお湯を入れておきます。

⑥ビニール袋の上から足をマッサージするように洗います。

⑦洗い終わったら、ビニール袋の口を手で絞るようにして、足を取り出します。泡がほとんどとれると思います。

⑧お湯を張ったバケツの中に足を入れ、残ったソープを流すとともに温まってもらいます。

⑨バスタオルで足を拭きます。

足をお湯につけられない場合は、⑤⑧を飛ばして下さい。これだけでも、足はきれいになりますよ。水が不足していた東日本大震災の時に用いられた方法だそうです。

従来の足浴だと、途中でお湯を変えなくてはいけませんでした。この方法だとお湯を使っても最後に捨てるだけなので簡単で、楽ですよ。

おすすめのバケツ

で、足浴をするのにおすすめのバケツを探してみました。普通の丸型だと、足が入りませんものね。正直段ボール箱や、お買い物カゴにビニール袋かぶせればいいじゃん!というノリなのですが、安定しなかったり、お湯を捨てるときにに事件になったりするので、危険だったりします。

洗濯物のつけ置きにも良さそうなこれ、見つけました。どうですか?

何がいいかというと、簡単に小さくなっちゃうこの折り畳み機能。洗面所の隅に置いておいても邪魔になりませんし、許可があれば、施設に持ち込むことも出来ます。

取っ手がついているので、お湯も捨てやすく、事件性が低い(笑)。

足がついていて、安定しています。

まとめ

お風呂入れない時の足浴、本当に喜ばれます。足を観察することによって、これから起こりそうな身体上のトラブルを発見することも出来ます。

それだけでなく、素直に喜んでもらえることで、自分も何かしてあげることが出来た!という実感が持てますよ。自己肯定感のお供に、「足浴」おすすめします。

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